寛闊(読み)カンカツ

デジタル大辞泉 「寛闊」の意味・読み・例文・類語

かん‐かつ〔クワンクワツ〕【寛×闊】

[名・形動]
性格気持ちがおおらかで、ゆったりしていること。また、そのさま。「寛闊な心」
服装や性格・気質などがはでなこと。また、そのさま。
三番叟さんばそうらしい―な狂言衣裳をつけ」〈藤村夜明け前
[類語]広い寛大寛容寛弘かんこう広量大様おおよう大らかおっとりさりげない何気ないそれとなくそれとなしに何心ない遠回し気軽い何とはなし鷹揚おうよう磊落らいらく開豁かいかつ闊達豪胆豪放剛毅放胆大胆太っ腹雅量大量悠揚悠然泰然泰然自若綽然しゃくぜん自若悠悠浩然堂堂正正堂堂毅然肝が据わる腹が据わる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寛闊」の意味・読み・例文・類語

かん‐かつクヮンクヮツ【寛闊】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 豊かでひろいさま。性格や気持がおおらかなさま。度量の広いさま。〔書言字考節用集(1717)〕〔岳陽風土記〕
  3. 気質、服装などのはでなさま。伊達(だて)
    1. [初出の実例]「世の中に能ある猫は爪隠すくんくゎつならば憶病と知れ」(出典仮名草子浮世物語(1665頃)三)

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普及版 字通 「寛闊」の読み・字形・画数・意味

【寛闊】かんかつ

ゆったり。

字通「寛」の項目を見る

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