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胡笳十八拍 こかじゅうはっぱくHu-jia shi-ba-pai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胡笳十八拍
こかじゅうはっぱく
Hu-jia shi-ba-pai

中国の古典長編抒情詩。後漢蔡 琰 (さいえん) の作とされる。彼女が動乱のなかで匈奴の左賢王に捕われ,その妻となって2子を産み,十余年後,曹操により買戻されるまでの苦悩の生涯を,胡笳 (葦笛の一種) と琴の調べにのせて 18曲に分けうたったもの。『楽府詩集』巻五十九所収。 琰自身の口で述べる形式であるが,彼女の作かどうかは古来説が多く,否定的見解が多かった。 1959年郭沫若が蔡 琰の作と力説したので討論が再燃し,それをまとめた『胡笳十八拍討論集』が出版された。

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百科事典マイペディアの解説

胡笳十八拍【こかじゅうはっぱく】

中国の詩歌の名。後漢の蔡【よう】(さいよう)の娘の蔡【えん】(さいえん)(文姫)は2世紀末に匈奴に捕らわれてその王に嫁し,12年のち帰還したが,その痛切な体験をみずから18章に仕立てて詠んだという長歌

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世界大百科事典 第2版の解説

こかじゅうはっぱく【胡笳十八拍 Hú jiā shí bā pāi】

後漢の蔡邕(さいよう)(133‐192)の娘の蔡琰(さいえん)(文姫)は2世紀末に匈奴に捕らわれてその王に嫁し,12年のち帰還したが,その痛切な体験をみずから18章に仕立てて詠んだという長歌。すでに宋代から後世の擬作と疑われてきたが,1959年郭沫若が真作説を唱えてから1年余りの大論争となった。その決着はつかなかったが,公平にみて,唐代擬作説を実証的に主張した劉大杰(りゆうだいけつ)の側がはるかに説得力に富む。

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