広闊(読み)コウカツ

デジタル大辞泉 「広闊」の意味・読み・例文・類語

こう‐かつ〔クワウクワツ〕【広×闊/××闊】

[名・形動]広々と開けていること。また、そのさま。「―な原野
[類語]広い広やか広大広壮広漠広広開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「広闊」の意味・読み・例文・類語

こう‐かつクヮウクヮツ【広闊・宏闊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ひろびろと見渡すかぎりひらけること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「道路は牛馬を並行するが為に、広闊にするも可なり」(出典:地方官会議日誌‐七・明治八年(1875)六月二八日)
    2. 「恁うして宏濶(クヮウクヮツ)水田は」(出典:土(1910)〈長塚節〉一四)
    3. [その他の文献]〔孔平仲‐曹亭独登詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android