闘諍堅固(読み)トウジョウケンゴ

デジタル大辞泉 「闘諍堅固」の意味・読み・例文・類語

とうじょう‐けんご〔トウジヤウ‐〕【闘×諍堅固】

仏語。修行僧らが互いに自説を主張して譲らず、争いが盛んな状態後五百歳ごごひゃくさいをいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「闘諍堅固」の意味・読み・例文・類語

とうじょう‐けんごトウジャウ‥【闘諍堅固】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。五種ある堅固うちの第五。または、五五百年(ごごひゃくねん)一つ。仏滅後第五の五百年で、諸僧が互に自説の優位を主張し、争うことが多く、邪見のみにて仏法が姿をかくしてしまう時をいう。
    1. [初出の実例]「わづかに人界に生れたりといへども、二仏の中間(ちゅうげん)やみふかく、闘諍堅固(タウジャウゲンゴ)のおそれはなはだし」(出典発心集(1216頃か)五)

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