阪田寛夫(読み)サカタヒロオ

デジタル大辞泉 「阪田寛夫」の意味・読み・例文・類語

さかた‐ひろお〔‐ひろを〕【阪田寛夫】

[1925~2005]小説家詩人。大阪の生まれ。朝日放送退職後、小説・詩・作詞など幅広く執筆。「土の器」で芥川賞受賞。他に小説「海道東征」、詩集わたしの動物園」、児童文学トラジイちゃんの冒険」、童謡サッちゃん」「おなかのへるうた」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阪田寛夫」の解説

阪田寛夫 さかた-ひろお

1925-2005 昭和後期-平成時代の小説家,詩人。
大正14年10月18日生まれ。昭和38年朝日放送を退社して執筆生活にはいり,詩,小説,児童文学,脚本と幅ひろく活動する。50年「土の器」で芥川賞,59年「わが小林一三」で毎日出版文化賞,62年「海道東征」で川端康成文学賞。独自の伝記領域を開拓した。芸術院会員。平成17年3月22日死去。79歳。大阪出身。東大卒。評伝に「まどさん」,詩集に「わたし動物園」,童謡に「サッちゃん」「おなかのへるうた」など。

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百科事典マイペディア 「阪田寛夫」の意味・わかりやすい解説

阪田寛夫【さかたひろお】

小説家,詩人。東大国史学科卒。朝日放送入社。多くの放送脚本を書く一方,詩集《わたしの動物園》(1965年)を出版。小説では,1974年《土の器》で芥川賞受賞。他に川端康成賞を受けた《海道東征》など。童謡の作詞も数多く手がけており,日本童謡賞を受けた《うたえバンバン》,《詩集サッちゃん》などがある。

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