デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿波十郎兵衛」の解説 阿波十郎兵衛 あわの-じゅうろべえ 1646-1698 江戸時代前期の庄屋。正保(しょうほ)3年生まれ。延宝6年阿波徳島藩の他国米積み入れの川口裁判改役となる。他国米の買い入れをめぐって罪にとわれ,元禄(げんろく)11年11月21日息子とともに処刑された。53歳。のち妻お弓は病死,娘お鶴は消息不明となる。人形浄瑠璃(じょうるり)「傾城(けいせい)阿波の鳴門」などの主人公としてとりあげられた。本名は板東十郎兵衛。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の阿波十郎兵衛の言及 【阿波鳴門物】より …人形浄瑠璃,歌舞伎の一系統。夕霧・伊左衛門の情話に,阿波のお家騒動や阿波十郎兵衛の伝説をからませたもの。1678年(延宝6)1月6日,27歳で没した大坂新町扇屋の遊女夕霧と,その馴染客藤屋伊左衛門との恋愛を脚色した戯曲は多い。… ※「阿波十郎兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by