阿茶羅漬(読み)アチャラヅケ

デジタル大辞泉 「阿茶羅漬」の意味・読み・例文・類語

アチャラ‐づけ【×阿茶羅漬(け)】

《〈ポルトガル〉acharは野菜果物漬物の意》蓮根れんこん大根かぶなどを細かく刻み、唐辛子とうがらしを加えて、甘酢で漬けた食品。アジャラづけ。

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精選版 日本国語大辞典 「阿茶羅漬」の意味・読み・例文・類語

アチャラ‐づけ【阿茶羅漬】

  1. 〘 名詞 〙 漬物の一種蓮根、大根、果実などを細かく刻み、唐辛子を加え、酢と砂糖で漬けたもの。近世初期にポルトガル人によってもたらされたものか。
    1. [初出の実例]「阿茶蘭(アチャラ)漬、酢をいりあつきに漬る」(出典:料理網目調味抄(1730)三)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿茶羅漬」の意味・わかりやすい解説

阿茶羅漬
あちゃらづけ

漬物の一種。大根,かぶなど季節の野菜を細かく刻み,唐辛子を入れ酢に漬けた食品。阿茶羅はペルシア語のアチャルの変形で,果実や芋根の類を酢と砂糖で漬けた物をいう。

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