阿部有清(読み)あべ ありきよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部有清」の解説

阿部有清 あべ-ありきよ

1821-1897 幕末-明治時代の和算家。
文政4年5月30日生まれ。阿波(あわ)(徳島県)の人。小出兼政に和算と暦学,高畠耕斎蘭学をまなび,のち京都の土御門家の天文生となる。文久2年徳島藩につかえ,津田砲台をきずく。維新後徳島中学でおしえた。明治30年12月20日死去。77歳。字(あざな)は伯周。通称は雄助。編著に「円理較元表解」「豊後(ぶんご)雑記」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android