降松神社(読み)くだまつじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「降松神社」の意味・読み・例文・類語

くだまつ‐じんじゃ【降松神社】

山口県下松(くだまつ)市河内にある神社。旧県社。主祭神は天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)。推古天皇一七年(六〇九)の草創と伝えられる。明治以前は妙見社と称した。

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日本歴史地名大系 「降松神社」の解説

降松神社
くだまつじんじや

[現在地名]下松市大字河内

鷲頭わしず山の山頂に上宮、その下に中宮、西北山麓切戸きりと川左岸の高台若宮が鎮座する。祭神は天之御中主大神で、大山祇神・大物主大神・崇徳天皇などを配祀する。近代以前は神仏混淆の社で妙見みようけん社とよばれた。旧県社。

文明一八年(一四八六)の「大内氏譜牒」によると、大内氏の始祖琳聖太子守護のため、推古天皇一七年鷲頭庄青柳あおやぎ浦の松樹に北辰尊星が降臨、のち琳聖太子は青柳浦桂木かつらぎの宮に妙見社を建立したと伝える。桂木の宮はのちにみやともいわれる地で、山上に上宮、山半に下宮以下の諸堂があったと記される。

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