20世紀日本人名事典 「降矢冲三郎」の解説 降矢 冲三郎フルヤ オキサブロウ 明治・大正期の棋士 囲碁6段。 生年嘉永2年(1849年) 没年大正8(1919)年1月31日 出生地信濃国松本(長野県) 経歴降矢亀之助の第三子に生まれる。幼少から囲碁を好み、9歳の時に林門入から才能を見込まれ養子にと請われるが、父がこれを許さなかった。中年になり独立して醬油製造業を営む傍ら、村瀬秀甫・小林鉄次郎・高橋杵三郎らと対局を重ね、明治18年方円社より2段を受ける。のち家業を長男に譲り、上京して囲碁に専心し、31年4段となる。のち住居を横浜に移し、40年5段、大正2年6段に進み、横浜碁壇の発展に尽力するだけでなく、東都碁界にも貢献した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「降矢冲三郎」の解説 降矢冲三郎 ふるや-おきさぶろう 1849-1919 明治-大正時代の囲碁棋士。嘉永(かえい)2年生まれ。醤油醸造業をいとなむ。小林鉄次郎らと対局をかさね,明治18年方円社より2段をうける。のち家業を長男にゆずり,上京して囲碁に専心し,31年4段,大正2年6段にすすむ。居を横浜にうつし,横浜碁壇の発展につくした。大正8年1月31日死去。71歳。信濃(しなの)(長野県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by