陰明門院(読み)おんめいもんいん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「陰明門院」の解説

陰明門院 おんめいもんいん

1185-1243 鎌倉時代,土御門(つちみかど)天皇中宮(ちゅうぐう)。
文治(ぶんじ)元年生まれ。大炊御門頼実(おおいみかど-よりざね)の娘。母は藤原隆子。元久2年従三位,同年女御,ついで中宮となる。承元(じょうげん)4年院号をうける。承久(じょうきゅう)3年に出家した。寛元元年9月18日死去。59歳。名は麗子(れいし)。法名は清浄妙。

陰明門院 いんめいもんいん

おんめいもんいん

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の陰明門院の言及

【大炊御門家】より

…その子経宗も二条天皇の外舅として権力の座につき,一時後白河上皇の怒りをこうむって阿波に配流されるが,のち召還され,ついで大臣に在ること26年,左大臣を極官とした。さらにその子頼実も,女の麗子が土御門天皇の皇后となり,のち陰明門院と号したが,みずからも太政大臣に補任され,以後代々大臣に補任されるのが例となった。鎌倉時代の日記《吉続記》に,当家は〈代々有職の家〉とあるが,和琴,笛,筆道を家業とした。…

※「陰明門院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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