隙間ゲージ(読み)スキマゲージ(その他表記)feeler gauges

デジタル大辞泉 「隙間ゲージ」の意味・読み・例文・類語

すきま‐ゲージ【隙間ゲージ】

すきまの寸法を測るゲージ。厚さの違う短冊形鋼片をつづったもので、すきまに差し込んで測る。

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精選版 日本国語大辞典 「隙間ゲージ」の意味・読み・例文・類語

すきま‐ゲージ【隙間ゲージ】

  1. 〘 名詞 〙 ( ゲージは[英語] gauge ) 物体間のすきまの寸法を測るゲージ。厚さの異なるたんざく形の薄鋼片(リーフ)を綴ったもので、鋼片を適当な厚さに組み合わせ、すきまに挿入して測定する。ふつう厚さ〇・〇二ミリメートル~〇・一〇三ミリメートルの鋼片一〇~二五枚を一組としたもの。

げきかん‐ゲージ【隙間ゲージ】

  1. すきまゲージ(隙間━)

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改訂新版 世界大百科事典 「隙間ゲージ」の意味・わかりやすい解説

隙間ゲージ (すきまゲージ)
feeler gauges

すきまゲージは,すきまに厚さのわかっている鋼薄片を挿入してすきまの間隔を求めるためのゲージで,フィーラーゲージともいう。一般に,厚さ0.03mmから3mmまでのリーフと呼ばれるすきまゲージを,10~25枚を1組とした組合せすきまゲージが用いられている。リーフの幅は12.5mm,長さは75,100,150,200,300mmの5種。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「隙間ゲージ」の意味・わかりやすい解説

隙間ゲージ
すきまげーじ
slip gauge

各種機械類の組立て作業を行うときに、相対する2個の部品間のすきまの測定および調整を行うためのゲージ。普通、いろいろな厚さの薄鋼板でできたゲージが一組となって、何枚かを組み合わせてさまざまな寸法のすきまを測る。ゲージの鋼板の厚さは0.02~0.10ミリメートルくらいまである。隙間ゲージを用いると、微細なすきまを比較的正確簡単に測ることができる。

[清水伸二]

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