日本大百科全書(ニッポニカ) 「リーフ」の意味・わかりやすい解説 リーフりーふMunro Leaf(1905―1976) アメリカの児童文学作家。メリーランド州に生まれ、ハーバード大学卒業後しばらく編集の仕事に携わる。1934年に鉛筆書きのユーモラスな挿絵をつけた『文法はおもしろい』を書いたのが作家としての出発点となり、2年後に『はなのすきなうし』を出版して好評を得た。闘牛になって戦うよりも、花に囲まれた平和な暮らしを愛する牛を主人公とするこの作品は、ロバート・ローソンの白黒のユーモラスな挿絵の助けもあって、いまではアメリカの絵本の古典の一つに数えられるほどになっている。[掛川恭子]『光吉夏弥訳『はなのすきなうし』(1954・岩波書店)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例