際目(読み)サイメ

デジタル大辞泉 「際目」の意味・読み・例文・類語

さい‐め【際目/境目】

さかいめ。土地境界
甲斐越後領分に分けて立てたる―の場所」〈浄・廿四孝

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精選版 日本国語大辞典 「際目」の意味・読み・例文・類語

きわ‐めきは‥【際目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 時間的な区切り。間際(まぎわ)機会。折り。
    1. [初出の実例]「やうやう身の憂さをも慰めつべききはめに、あさましうもてそこなひたる身を思もてゆけば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
  3. 空間的な区切り。境目。境界。
    1. [初出の実例]「右件田畠荒野竹原等者、雖勝徳相伝、際目等之相論常不絶」(出典高野山文書‐宝治二年(1248)八月一六日・僧勝徳田畠等去状)

さい‐め【際目・境目】

  1. 〘 名詞 〙 物と物とが接している所。境界。さかいめ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「さる時は我田と人の田とのさいめは大事のことぞ」(出典:史記抄(1477)一五)

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