雄勝石(読み)オカチイシ

デジタル大辞泉 「雄勝石」の意味・読み・例文・類語

おかち‐いし〔をかち‐〕【雄勝石】

宮城県石巻市雄勝おがつ地区から産出する黒色粘板岩石碑・瓦・硯石すずりいしなどにする。玄昌石げんしょうせき

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精選版 日本国語大辞典 「雄勝石」の意味・読み・例文・類語

おがつ‐いしをがつ‥【雄勝石】

  1. 〘 名詞 〙 宮城県石巻市雄勝(おがつ)町付近の海岸に産する三畳紀の黒色粘板岩。屋根瓦敷石、すずりなどに加工されて広く用いられる。玄昌石。おかちいし。

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改訂新版 世界大百科事典 「雄勝石」の意味・わかりやすい解説

雄勝石 (おがついし)

宮城県石巻市の旧雄勝町に産する二畳紀登米(とよま)層に属する粘板岩の石材名。黒色,緻密で板状節理をもち,日本最大のスレート産地になっている。玄晶石という商品名で屋根材石盤に利用されてきたが,今日では日本の生産の90%を占める硯(すずり)と,床材として利用される角型のタイルを生産するだけである。この登米層は,北上山地の西側登米(とめ)市の旧登米(とよま)町に続き,ここでも採石,加工が行われている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雄勝石」の意味・わかりやすい解説

雄勝石
おがついし

宮城県石巻市の雄勝付近から産出する粘板岩の石材。スレート,敷石,硯石のほか,碑石にもなる。

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