雑修(読み)ザッシュ

デジタル大辞泉 「雑修」の意味・読み・例文・類語

ざっ‐しゅ【雑修】

仏語念仏だけでなく、いろいろ行業ぎょうごうをまじえて修すること。また、正業である念仏のほか助業をも兼ね行うこと。⇔専修せんじゅ
[補説]もと「ぞうしゅ」と読んだ。

ぞう‐しゅ〔ザフ‐〕【雑修】

ざっしゅ(雑修)

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精選版 日本国語大辞典 「雑修」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐しゅザフ‥【雑修】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。浄土に往生するために、いろいろの行業をまじえて修すること。ざっしゅ。⇔専修(せんじゅ)
    1. [初出の実例]「豈捨百即百生専修正行、而堅執千中無一雑修雑行乎」(出典選択本願念仏集(1198頃))
    2. 「仏の捨しめ給はんをばすてよといふは雑修雑行なり」(出典:往生大要抄(1212頃))
    3. 「助正(じょしゃう)ならべて修するをばすなはち雑修(ザフシュ)となづけたり」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)高僧)

ざっ‐しゅ【雑修】

  1. 〘 名詞 〙ぞうしゅ(雑修)
    1. [初出の実例]「八功徳水のあつがんを引かけ、雑修(ザツシュ)自力の心をふり捨」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)二)

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