難波橋(読み)ナニワバシ

精選版 日本国語大辞典 「難波橋」の意味・読み・例文・類語

なにわ‐ばしなには‥【難波橋】

  1. 大阪市を流れる淀川分流の堂島川と土佐堀川とにまたがってかかる橋。中之島を通り、北区樋之上町と中央区北浜とを結ぶ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「難波橋」の解説

難波橋
なにわばし

土佐堀とさぼり川・中之島なかのしま公園・堂島どうじま川にまたがる橋。南詰は東区北浜きたはま二丁目、中間は北区中之島一丁目、北詰は同西天満にしてんま一丁目、橋上を堺筋が通る。江戸時代は一筋西の難波橋筋にあり、大川に架かっていた。北詰は樋之上ひのうえ(現北区)、南詰は北浜一丁目。長さ一〇八間・幅三間(寛文期の貼札をもつ「大坂町中並村々絵図」)。公儀橋で、天満てんま橋・天神てんじん橋とともに浪花三大橋の一。橋詰には上荷船札(高札)が設置してあり(「松平石見守殿御初入ニ付差出御覚書」京都大学蔵)、高札の修復費用は船方が負担し、出火時は船方および橋掛り町々より取りのけ人足を出した(国立史料館蔵土屋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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