デジタル大辞泉プラス 「雲仙普賢岳噴火災害」の解説 雲仙普賢岳噴火災害 長崎県島原半島にある雲仙岳で1990年11月から始まった噴火とそれによる災害。1991年6月3日に起きた大規模な火砕流では、死者・行方不明者あわせて43名が犠牲となった。これを含め、1996年の噴火活動終息宣言までに発生した火砕流の件数は9432回を数え、800棟を超える家屋に被害があった。また火砕流のため火山岩や火山灰が体積した山肌では頻繁に土石流が起こり、国道・鉄道が土砂に埋没する被害も複数回発生。土石流による家屋の被害は累計で1700棟近くにのぼった。一連の火山活動により、雲仙岳最高峰の平成新山(標高約1483m)が形成された。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報