日本歴史地名大系 「雷公神社」の解説 雷公神社らいこうじんじや 北海道:渡島支庁知内町知内村雷公神社[現在地名]上磯郡知内町字元町知内川下流の南岸にある。祭神別雷神・加茂御祖神、相殿に瓊瓊杵尊を祀る。旧村社。社伝によると造立は寛元二年(一二四四)、京都上賀茂・下鴨両社より霊代を奉遷したのに始まるという(祭神記)。「福山秘府」に雷荒神社(元和四年造立)がみえる。宝暦元年(一七五一)から文政一二年(一八二九)の間に書かれたと推定される「大野土佐日記」(社蔵)によると、元久二年(一二〇五)甲斐国「いはら郡」の領主荒木大学が幕命を受けて砂金採取のため渡島、丸(まる)山裾野(現字湯ノ里)に居城を構え知内川や支流で砂金を掘っていたが、文応元年(一二六〇)アイヌの攻撃により殺害された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by