電波源(読み)デンパゲン(その他表記)radio source

翻訳|radio source

デジタル大辞泉 「電波源」の意味・読み・例文・類語

でんぱ‐げん【電波源】

電波天体

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電波源」の意味・わかりやすい解説

電波源
でんぱげん
radio source

電波を出している天体のうち,太陽および天の川を除く天体の総称星座のうち最も強い電波源を A,次を B,C,…という呼び方をする。オリオン座Aはオリオン座でいちばん強い電波源,いて座Aは銀河系の中心核である。銀河系内の電波源として,(1) 高温ガス星雲(オリオン座Aなど),(2) 超新星残骸かに星雲,カシオペア座Aなど),(3) 星間分子雲(いて座B2),(4) 長周期変光星ミラなど),(5) パルサー中性子星),(6) 特異星フレア星X線星),(7) 通常の星(ベテルギウス,アンタレス),(8) 銀河中心,などがある。銀河系外の天体としては,(1) 銀河,(2) 電波銀河(はくちょう座A,ケンタウルス座Aなど),(3) クエーサーなどがある。

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世界大百科事典(旧版)内の電波源の言及

【電波星カタログ】より

…電波で宇宙を観測すると,大きく広がった成分と,星のように点状のものとが存在する。前者を背景放射,後者を電波星,またはある程度広がったものを含めて電波源と呼ぶ。電波望遠鏡によって,これらの電波源の電波の強さ,天球上の位置などを一定の条件のもとでまとめ,表にしたものが電波星カタログである。…

※「電波源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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