霧中信号(読み)ムチュウシンゴウ

デジタル大辞泉 「霧中信号」の意味・読み・例文・類語

むちゅう‐しんごう〔‐シンガウ〕【霧中信号】

霧で視界が悪いとき、事故防止のために船舶灯台から発する音響信号

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精選版 日本国語大辞典 「霧中信号」の意味・読み・例文・類語

むちゅう‐しんごう‥シンガウ【霧中信号】

  1. 〘 名詞 〙 霧のため視界が制限されるとき、船舶や灯台で鳴らす音響信号汽笛霧中号角などを用いて灯台や船の所在行動を示す。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「霧中信号」の意味・わかりやすい解説

霧中信号
むちゅうしんごう

海上衝突予防法によって規定されている信号の一つで、霧のなかを船舶が航行する場合に、レーダーを使用していると否とにかかわらず行わなければならない、音響を発して行う信号。その音響は、汽笛または機械的な方法によって発する有効なフォグホーン(継続音を発する号笛)および号鐘によって発する。また、帆船動力船の船種の別、あるいは航行中か停泊中かにより、帆船の場合には右舷(うげん)開きか左舷開きか、さらには運転の自由のない船であるか否かなどによって、その発声音に区別をつける信号が規則によって定められ実施を要求されている。

[茂在寅男]

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