青竹色(読み)あおだけいろ

精選版 日本国語大辞典 「青竹色」の意味・読み・例文・類語

あおだけ‐いろあをだけ‥【青竹色】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あおたけいろ」とも ) 青竹に似た色。青みを帯びた緑色。青竹。
    1. [初出の実例]「ホーゲーと焼かれたるまま岩山は青竹いろの夏となりけり」(出典:宮沢賢治歌稿‐明治四二年(1909)四月)

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色名がわかる辞典 「青竹色」の解説

あおたけいろ【青竹色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「やわらかい青緑」としている。一般に、みがかかった色をさす染色の色。成長したの幹の色からとられた名称で、若竹色より色が濃く力強さがある。これに灰色が加わっていくと老竹おいたけになる。地鎮祭のとき敷地の一部を掃き清め、四方に青竹を立てて注連縄しめなわを張るほか正月門松も中心に青竹を据えるなど、青竹は日本の祭礼と深くかかわっている。

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