青紙(読み)あおがみ

精選版 日本国語大辞典 「青紙」の意味・読み・例文・類語

あお‐がみあを‥【青紙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薄青に染めた紙。
    1. [初出の実例]「あをきすきばこにみちのく紙、あをがみなどつみていだし給へり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)あて宮)
  3. あいがみ(藍紙)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「青紙」の意味・わかりやすい解説

青紙
あおがみ

紙の材料に関係なく、単に青色の紙のことをいう。752年(天平勝宝4)の『正倉院文書』に初めてこの名が出てくるが、近世では紺紙、藍(あい)紙とともに青花(あおばな)紙をさすことが多い。

[町田誠之]

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普及版 字通 「青紙」の読み・字形・画数・意味

【青紙】せいし

青紙の詔。

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