鞘巻(読み)サヤマキ

  • ×鞘巻
  • ×鞘巻/▽左右巻
  • そうまき さう‥
  • そうまき〔さう〕

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 腰刀の一種。古く、鍔(つば)のない短刀の鞘に葛藤(つづらふじ)の蔓などを巻きつけたもの。中世には、鞘に巻きつけた形の刻み目をつけた漆塗となった。白鞘巻・黒鞘巻・海老鞘巻・木鞘巻などがある。そうまき。
※高野本平家(13C前)一「大なる鞘巻(サヤマキ)を用意して、束帯のしたにしどけなげにさし」
② 刀の鞘を巻く人。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
〘名〙 (「さやまき(鞘巻)」の変化した語) =さやまき(鞘巻)
※徒然草(1331頃)二二五「白き水干に、さうまきを差させ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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