デジタル大辞泉
「鞘巻」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さや‐まき【鞘巻】
- 〘 名詞 〙
- ① 腰刀の一種。古く、鍔(つば)のない短刀の鞘に葛藤(つづらふじ)の蔓などを巻きつけたもの。中世には、鞘に巻きつけた形の刻み目をつけた漆塗となった。白鞘巻・黒鞘巻・海老鞘巻・木鞘巻などがある。そうまき。
鞘巻①〈本朝軍器考集古図説〉
- [初出の実例]「大なる鞘巻(サヤマキ)を用意して、束帯のしたにしどけなげにさし」(出典:高野本平家(13C前)一)
- ② 刀の鞘を巻く人。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
そう‐まきさう‥【鞘巻】
- 〘 名詞 〙 ( 「さやまき(鞘巻)」の変化した語 ) =さやまき(鞘巻)①
- [初出の実例]「白き水干に、さうまきを差させ」(出典:徒然草(1331頃)二二五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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