音画(読み)オンガ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「音画」の意味・読み・例文・類語

おん‐が‥グヮ【音画】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Tonmalerei の訳語 ) 事象印象音楽によって描写、表現する手法、また、その作品。嵐、小鳥、水の流れなどの印象の音楽化に始まり、物語や時間的な経過なども音のテンポ構成、流れなどで象徴的に表わす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の音画の言及

【標題音楽】より

…1800年ころパリでこの語が用いられ始め,〈描写的交響曲〉とも呼ばれ,ハイドンの交響曲《朝》《昼》《晩》は古典派における例で,ロマン派のそれを代表するのがベルリオーズの《幻想交響曲》である。 標題音楽と関連した術語に〈音画〉がある。前者がジャンルの呼称であるのに対し,これは手法を指すものといえる。…

※「音画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android