頃刻(読み)ケイコク

デジタル大辞泉 「頃刻」の意味・読み・例文・類語

けい‐こく【頃刻】

しばらくの時間暫時ざんじ
城外義軍は―の間に、数万の兵数を増加しけり」〈竜渓経国美談

きょう‐こく〔キヤウ‐〕【頃刻】

しばらくの間。けいこく。
「―に変化して百度戦ふといへども」〈太平記・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「頃刻」の意味・読み・例文・類語

けい‐こく【頃刻】

  1. 〘 名詞 〙 しばらくの間。わずかな時間。きょうこく。
    1. [初出の実例]「千村万落豊年瑞、玉樹瓊林頃剋花」(出典:再昌草‐文亀四年(1504)一月一日)
    2. 「昼夜を分たず奔走し頃刻(ケイコク)救助の道の後れん事を恐る」(出典報徳記(1856)五)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐贈崔立之評事詩〕

きょう‐こくキャウ‥【頃刻・頃剋】

  1. 〘 名詞 〙 しばらくの間。けいこく。
    1. [初出の実例]「誠に千載一遇の忠貞、頃剋(キャウコク)変化の智謀也」(出典:太平記(14C後)二)

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普及版 字通 「頃刻」の読み・字形・画数・意味

【頃刻】けいこく

頃之。

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