デジタル大辞泉 「頃刻」の意味・読み・例文・類語 けい‐こく【▽頃刻】 しばらくの時間。暫時ざんじ。「城外の義軍は―の間に、数万の兵数を増加しけり」〈竜渓・経国美談〉 きょう‐こく〔キヤウ‐〕【▽頃刻】 しばらくの間。けいこく。「―に変化して百度戦ふと雖いへども」〈太平記・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「頃刻」の意味・読み・例文・類語 けい‐こく【頃刻】 〘 名詞 〙 しばらくの間。わずかな時間。きょうこく。[初出の実例]「千村万落豊年瑞、玉樹瓊林頃剋花」(出典:再昌草‐文亀四年(1504)一月一日)「昼夜を分たず奔走し頃刻(ケイコク)も救助の道の後れん事を恐る」(出典:報徳記(1856)五)[その他の文献]〔韓愈‐贈崔立之評事詩〕 きょう‐こくキャウ‥【頃刻・頃剋】 〘 名詞 〙 しばらくの間。けいこく。[初出の実例]「誠に千載一遇の忠貞、頃剋(キャウコク)変化の智謀也」(出典:太平記(14C後)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例