千載一遇(読み)センザイイチグウ

デジタル大辞泉 「千載一遇」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「千載一遇」の意味・読み・例文・類語

せんざい‐いちぐう【千載一遇・千歳一遇】

  1. 〘 名詞 〙 千年にたった一度しかめぐりあえないようなすばらしい状態。また、そういう機会。千載一遇
    1. [初出の実例]「澗底之松老来、幸期千歳一遇之栄」(出典本朝文粋(1060頃)六・申越前尾張等守状〈大江匡衡〉)
    2. 「千歳一遇(センザイイチグウ)好機会に逢ひながら」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉五)
    3. [その他の文献]〔袁宏‐三国名臣序賛〕

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四字熟語を知る辞典 「千載一遇」の解説

千載一遇

千年にたった一度しかめぐりあえないようなすばらしい状態。また、そういう機会。

[使用例] 迷亭、寒月ないし東風などという広い東京にさえあまり例のない一騎当千の豪傑連の挙止動作を寝ながら拝見するのは吾輩にとって千載一遇の光栄である[夏目漱石*吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 柳原は入局六年で早くも千載一遇のチャンス到来というわけだ[山崎豊子白い巨塔|1965]

[解説] 「載」は「年」の意味

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