頷く(読み)ウナズク

デジタル大辞泉 「頷く」の意味・読み・例文・類語

うな‐ず・く〔‐づく〕【×頷く/首肯く】

[動カ五(四)]《「うな突く」の意》承諾同意などの気持ちを表すために、首を縦に振る。「係員説明にいちいち―・きながら聞き入る」
[可能]うなずける
[類語]点頭同意納得了解承知賛成肯定首肯承諾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頷く」の意味・読み・例文・類語

うな‐ず・く‥づく【頷】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 了解、肯定、承諾、勧誘などの気持を表わすために首を縦に振る。首を前へ曲げて合図する。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「翁答ふ『さだかに作らせたる物と聞きつれば、返さむ事いとやすし』とうなづきをり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. 心中で納得、了解する。合点する。うべなう。
    1. [初出の実例]「おまへの僻説御尤、唯唯として点頭(ウナヅキ)去ぬ」(出典滑稽本・麻疹戯言(1803)麻疹与海鹿之弁)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android