点頭(読み)テントウ

精選版 日本国語大辞典 「点頭」の意味・読み・例文・類語

てん‐とう【点頭】

  1. 〘 名詞 〙 うなずくこと。感心または承知すること。首肯。
    1. [初出の実例]「道人入細聴、点頭笑而喜」(出典:天柱集(1348頃)贈愚蔵主)
    2. 「一々点頭、収納し去らしむ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    3. [その他の文献]〔李衛公問対‐上〕

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普及版 字通 「点頭」の読み・字形・画数・意味

【点頭】てんとう

うなずく。〔李衛公問対、上〕太宗曰く、~徹(せつまんてつ)を用ひん、如何(いかん)と。曰く、~臣之れにふるに陣法を以てせるに、點頭義せざる無し。むらくは陛下、之れに任じて疑ふこと勿(なか)れと。

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