顔のけがと形成外科(読み)かおのけがとけいせいげか

家庭医学館 「顔のけがと形成外科」の解説

かおのけがとけいせいげか【顔のけがと形成外科】

 顔にけがをして、少しでも変形傷跡が残ると、容貌(ようぼう)に関係するだけに精神的負担などの切実な問題になります。
 現在では、形成外科の技術が進歩して、こうした問題は、ほぼ解決できるようになっています(「形成外科ここまでできる」)。
 顔のけがの場合、形成外科を受診するのがよいのですが、耳鼻咽喉科(じびいんこうか)、口腔外科(こうくうげか)、皮膚科などの顔の手術担当する医師で、そうした技術をもっている人も増えています。かかりつけの医師や医師会保健所などに問い合わせて、しっかりした技術をもったところを紹介してもらいましょう。
 受診するときは、けがをする前の写真を持っていくと、治療参考になります。
 しかし、いくら技術が発達したといっても、あまり過大な期待をすると裏切られたような気持ちになることもあります。そうして何度も手術をくり返す患者さんもいるようです。
 こうしたことを防ぐには、事前に担当の医師とよく話をして、なにをどうしたいのか、なにができて、なにができないのか、十分に理解してから手術を受けるべきです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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