飛歩く(読み)トビアルク

デジタル大辞泉 「飛歩く」の意味・読み・例文・類語

とび‐ある・く【飛(び)歩く】

[動カ五(四)]
あちこちを忙しく歩きまわる。方々を動きまわる。「世界中を―・く」
とびありく」に同じ。
「龍は―・くことが自由だから」〈滑・浮世床・初〉
[類語]飛び回る駆けずり回る駆け回る立ち回る走り回る駆け巡る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛歩く」の意味・読み・例文・類語

とび‐ある・く【飛歩】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. とんであちこち動きまわる。とびありく。
    1. [初出の実例]「只あるものとては、蝗虫が飛あるくが、三年まで不断して多ぞ」(出典四河入海(17C前)一七)
  3. 同じ所に長く止まらないで、あちこちを移り歩く。方々を動きまわる。とびまわる。とびありく。
    1. [初出の実例]「隙欠て飛歩行(トビアルヒ)て、他人の銭迄取立て」(出典:談義本・当風辻談義(1753)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android