日本歴史地名大系 「飛沢神社」の解説 飛沢神社とびさわじんじや 山形県:飽海郡八幡町麓村飛沢神社[現在地名]八幡町麓麓(ふもと)の東部山麓に鎮座。旧郷社で祭神は豊受姫命など三神。貞観一三年(八七一)に創建、当初小物忌神社と称したと伝える。戦国時代に来次氏房が当社を崇敬し飛沢大明神と名付け、その後も時秀・氏秀と来次氏によって興隆、氏秀は神田一万五〇〇束刈を寄進したという。一月三日の獅子頭の行事をはじめとする神事祭式は小泉(こいずみ)村・大蕨(おおわらび)村など二四ヵ村の氏子がつとめた。四月二日から八日までは氏子物忌。八月の神事式では氏子が花笠踊・相撲・作花などを奉納し、獅子舞や神楽を奏した(「飛沢権現縁起」飽海郡誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by