飯山八幡宮(読み)いいやまはちまんぐう

日本歴史地名大系 「飯山八幡宮」の解説

飯山八幡宮
いいやまはちまんぐう

[現在地名]長門市東深川 江良

東深川の江良えらにある飯山に鎮座祭神応神天皇・仲哀天皇・大足姫命。旧県社。

社伝によれば、宝亀三年(七七二)深川湾の海上に神霊が降臨したのを海岸沿いの薦池こもいけという地に仮宮を建てて祀ったのを起源とし、大同二年(八〇七)現在地に遷座したという。社蔵の永徳元年(一三八一)書写大般若経第一巻の奥書に「長州深川庄為八幡宮施入以十方自資力此経書写 永徳元年辛酉四月廿六日」とあり、また、嘉吉三年(一四四三)長門守護代鷲頭肥前守弘忠の社殿造営の棟札がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「飯山八幡宮」の解説

飯山八幡宮

山口県長門市東深川にある神社。祭神は応神天皇など。旧県社。社伝では、宝亀年間に海岸沿いの地に建立された仮宮を、大同年間に現在地に遷座したとされる。毎年7月に行われる稲の害虫よけのための民俗行事「サバー送り」が有名。

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