首鼠両端(読み)シュソリョウタン

デジタル大辞泉 「首鼠両端」の意味・読み・例文・類語

しゅそ‐りょうたん〔‐リヤウタン〕【首×鼠両端】

《「史記」灌夫伝から》「首鼠」に同じ。「首鼠両端を持す」

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精選版 日本国語大辞典 「首鼠両端」の意味・読み・例文・類語

しゅそ‐りょうたん‥リャウタン【首鼠両端】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「史記‐魏其武安侯伝」に「与長孺共一老禿翁、何為首鼠両端」とあるのによる ) 疑い迷う心があって、どちらか一方に決しかねること。迷って形勢を見ていること。日和見(ひよりみ)的であること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「首鼠両端、観望勝敗」(出典日本外史(1827)六)

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四字熟語を知る辞典 「首鼠両端」の解説

首鼠両端

迷う気持ちがあって、いずれかに決めかねること。迷って形勢を見ていること。日和ひより的であること。

[活用] ―を持す。

[使用例] 彼らはかえって私の優柔不断、首鼠両端を責めまた笑うに相違ない[唐木順三*慈照院義政|1965]

[使用例] この一銭で首鼠両端を持していた加賀門徒大半は大一揆に加わり、小ぜりあいは初冬まで続いた[杉浦明平秘事法門|1964]

[解説] 「首鼠」はネズミが穴から首を出してあたりをうかがう様子

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