香山栄左衛門(読み)かやま えいざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「香山栄左衛門」の解説

香山栄左衛門 かやま-えいざえもん

1821-1877 幕末武士
文政4年生まれ。浦賀奉行与力。嘉永(かえい)6年(1853)浦賀に来航したペリー属官と会見し,その強硬姿勢を奉行戸田氏栄(うじよし)につたえた。翌年の再来航の際にも外交交渉の事務を担当。のち歩兵組元締役となった。明治10年4月30日死去。57歳。遠江(とおとうみ)(静岡県)出身本姓刈谷。名は永孝。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「香山栄左衛門」の意味・わかりやすい解説

香山栄左衛門
かやまえいざえもん

[生]文政4(1821).遠江
[没]1877.4.30. 東京
江戸時代末期の幕臣蘭学者。浦賀与力でオランダ通詞を兼ね,ペリー来航の際,幕府側通訳をつとめた。文久3 (1863) 年,歩兵差図役頭取。幕府倒壊後は閑居。

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