香椿(読み)チャンチン

デジタル大辞泉 「香椿」の意味・読み・例文・類語

チャンチン【香椿】

《〈中国語〉》センダン科の落葉高木。葉は卵形多数小葉からなる羽状複葉若芽は赤く、独特のにおいがある。7月ごろ、枝先に白い小花が密生して咲き、実は秋に熟して5裂する。中国原産。材を家具などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「香椿」の意味・読み・例文・類語

ちゃん‐ちん【香椿】

  1. 〘 名詞 〙 センダン科の落葉高木。中国原産。古くから渡来し観賞用に栽植される。高さ一〇メートル以上に達し特有な臭気がある。葉は一五個ほどの小葉からなる奇数羽状複葉で柄があり長さ三〇~五〇センチメートル。小葉は卵形で長さ約一〇センチメートル。初夏、枝先に小さな白色の五弁花を多数密集した円錐花序を出す。果実は長さ約二センチメートルの倒卵形で熟すと五裂し、長い翼のある種子を出す。材は家具、三味線の胴などの器具、建築用材などとする。漢名、椿・香椿。らいでんぼく。くもやぶり。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

香椿の補助注記

「和漢三才図会‐八三」には「椿(チャンチュン)」とある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「香椿」の解説

香椿 (チャンチン・ヒャンチン)

学名Cedrela sinensis
植物。センダン科の落葉高木

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