デジタル大辞泉 「驥足を展ばす」の意味・読み・例文・類語 驥足きそくを展のば・す 《「蜀志」龐統伝から》1 優秀な素質をもっている人が、その才能を存分に現す。「二人は秀才だったにも拘らず…その―・すことができなかった」〈中山義秀・厚物咲〉2 自由に振る舞う。気ままに行動する。「つい旅先では―・したくなるんでございますね」〈井伏・駅前旅館〉[類語](1)所を得る・得手に帆を揚げる・追風おいてに帆を上げる・蛟竜こうりょう雲雨うんうを得う 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「驥足を展ばす」の意味・読み・例文・類語 きそく【驥足】 を=展(の)ばす[=伸(の)ぶ] ① すぐれた人物が能力を十分に発揮すること。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「二人は秀才だったにも拘らず〈略〉驥足(キソク)をのばす事が出来なかった」(出典:厚物咲(1938)〈中山義秀〉)[その他の文献]〔蜀志‐龐統伝〕② ( 転じて ) 自由なふるまいをする。[初出の実例]「つい旅先では驥足を展ばしたくなるんでございますね」(出典:駅前旅館(1956‐57)〈井伏鱒二〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例