所を得る(読み)トコロヲエル

デジタル大辞泉 「所を得る」の意味・読み・例文・類語

ところを◦

よい地位や境遇を得る。適した職を得て力を発揮する。「―◦得て存分に活躍する」
[類語]もってこい便宜好都合便利利便タイムリー有り難いうれしいおんの字重宝ちょうほう有用有益簡便軽便至便程よい絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合ころああつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう向く似合う似つかわしいふさわしいしっくり当てはまる適合する適当する合致する即応する同調するフィットする相応しか即する肌が合う適格適材与し易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的文句無しリーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ得手に帆を揚げる追風おいてに帆を上げる驥足きそくばす蛟竜こうりょう雲雨うんう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「所を得る」の意味・読み・例文・類語

ところ【所】 を 得(う・え)

  1. よい場所を得る。よい時節にあって、思いのままにふるまう。よい地位や境遇を得て得意になる。
    1. [初出の実例]「えせものの所うるをり、正月のおほね、行幸のをりのひめまうち君、御即位の御門つかさ」(出典:枕草子(10C終)一五六)
  2. 自分に適した職を得て力を発揮する。能力に適した仕事につく。
    1. [初出の実例]「衆庶を率ひて識らず知らず其処を得せしめ」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android