高エネルギー加速器(読み)コウエネルギーカソクキ

デジタル大辞泉 「高エネルギー加速器」の意味・読み・例文・類語

こうエネルギー‐かそくき〔カウ‐〕【高エネルギー加速器】

電子陽子などの粒子を光の速度近くまで加速して高エネルギー状態にする装置。粒子の反応性質研究や、宇宙誕生時に存在した未知の粒子の探索、物質の構造の研究などに用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高エネルギー加速器」の意味・わかりやすい解説

高エネルギー加速器
こうエネルギーかそくき
high energy accelerator

加速器うち特に粒子を高いエネルギーに加速するもの。高いエネルギーの意味時代とともに下限が上っており,現在では 10億 eV以上をさすのが普通である。線形加速器シンクロトロンがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android