デジタル大辞泉 「高井蘭山」の意味・読み・例文・類語 たかい‐らんざん〔たかゐ‐〕【高井蘭山】 [1762~1839]江戸後期の読本よみほん作者。江戸の人。名は伴寛。通称、文左衛門。作「絵本三国妖婦伝」「星月夜顕晦録ほしづくよけんかいろく」など。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「高井蘭山」の意味・読み・例文・類語 たかい‐らんざん【高井蘭山】 江戸中期の読本作者。名は伴寛、字は思明、通称文左衛門。江戸芝御組屋敷の与力。往来物・女訓書等の童蒙向け俗解書を多く著す。読本では、鎌倉時代の史実をもとにした実録風の作品が多い。また、馬琴の後を承けて「新編水滸画伝」二九編の訳を担当し、「通俗忠義水滸伝」を利用して手軽に訳した。著「絵本三国妖婦伝」「星月夜顕晦録」など。宝暦一二~天保九年(一七六二‐一八三八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「高井蘭山」の解説 高井蘭山 没年:天保9.12.23(1839.2.6) 生年:宝暦12(1762) 江戸時代の読本作者。名は伴寛,字は思明,文左衛門と称する。江戸の人。幕府の与力であったが,寛政(1789~1801)ごろから,『和漢朗詠国字抄』(1802)のような俗解本を執筆。読本の処女作は,享和3(1803)年刊の『絵本三国妖婦伝』(初編)という「絵本もの」であるが,本書は,同題材を扱った『絵本玉藻譚』の上方での出版計画を察知した江戸の書肆が,急ぎ作ったものといわれている。他に『星月夜顕晦録』(1809~27)など,晩年まで数多くの著作を残している。<参考文献>横山邦治『読本の研究』 (樫澤葉子) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高井蘭山」の解説 高井蘭山 たかい-らんざん 1762-1839* 江戸時代後期の戯作(げさく)者。宝暦12年生まれ。江戸の与力。漢籍,往来物,字書,教訓書の解説本や読み本などをおおくあらわす。滝沢馬琴の後をうけて「新編水滸(すいこ)画伝」を翻訳した。天保(てんぽう)9年12月23日死去。77歳。名は伴寛。字(あざな)は思明。通称は文左衛門。別号に哂我,宝雪庵。著作に「絵本三国妖婦(ようふ)伝」「音訓国字格(おんくんかなづかい)」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by