たかし‐の‐はま【高師浜】
- [ 一 ] 大阪府高石市から堺市へかけての海岸。高師の浦。歌枕。
- [初出の実例]「大伴の高師能浜(たかシノはま)の松が根を枕き寝(ぬ)れど家し偲はゆ」(出典:万葉集(8C後)一・六六)
- [ 二 ] 愛知県豊橋市の渥美湾に面する海岸。高師の浦。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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高師浜
たかしのはま
大阪府南西部、高石市(たかいしし)の大阪湾に臨む地区。かつては、北の浜寺(はまでら)(堺(さかい)市西区)にわたる白砂青松の景勝地をなし、『万葉集』はじめ詩歌に歌われた名所であった。1897年(明治30)現南海電鉄南海本線、1919年(大正8)同支線高師浜線が通じてから海水浴場となり、沿線は臨海高級住宅地として開発された。1961年(昭和36)以降沖に泉北(せんぼく)臨海工業地が造成されて景観は一変し、造成地との間は浜寺水路となり、漕艇(そうてい)コースに利用され、臨海スポーツセンター、市民会館や近代的公園が設けられた。
[位野木壽一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の高師浜の言及
【高石[市]】より
…堺市の南に隣接する。海岸は古代から高師浜(たかしのはま)として歌枕にもあげられた景勝の地であった。百済系の渡来人が定着し,国道26号線沿いには渡来人の高志(こし)氏の祖といわれる王仁(わに)をまつった高石神社がある。…
【浜寺】より
…大阪府堺市から高石市にかけての臨海地区。《万葉集》《古今集》などにみえる歌枕として著名な高師浜(たかしのはま)で,南北朝時代に大雄寺(高師の浜寺)が創建されてから,その北部が浜寺と呼ばれるようになった。古来,白砂青松の景勝地として名高く,1873年には太政官布告により海浜一帯が日本初の公園の一つとして府立の浜寺公園に指定された。…
※「高師浜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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