高爽(読み)コウソウ

デジタル大辞泉 「高爽」の意味・読み・例文・類語

こう‐そう〔カウサウ〕【高爽】

[ト・タル][文][形動タリ]土地が高い所にあり、周囲が開けていて気持ちのよいさま。「高爽たる高原」
[名・形動]志が高くて、いさぎよいこと。また、そのさま。高潔。「高爽の士」

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精選版 日本国語大辞典 「高爽」の意味・読み・例文・類語

こう‐そうカウサウ【高爽】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 土地が高く、四方眺望(ちょうぼう)がはればれとしているさま。高燥で爽快なさま。
    1. [初出の実例]「地勢高爽にして、土壌鬆輭なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. 志がけだかく、気のさわやかなさま。高潔なさま。
    1. [初出の実例]「高爽(カウサウ)の気を帯び、明秀の容を具へたる法官は顕れたり」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉二六)
    2. [その他の文献]〔世説新語‐品藻〕

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普及版 字通 「高爽」の読み・字形・画数・意味

【高爽】こうそう(かうさう)

高潔でさわやか。〔晋書、張華伝〕初め陸兄弟、志氣高爽なり。自ら名家なるを以てして、初めて洛に入る。~を見て、一面しての如し。

字通「高」の項目を見る

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