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高級車ブランド こうきゅうしゃぶらんど

知恵蔵の解説

高級車ブランド

2005年8月、トヨタ自動車が1989年に北米で創設し、その後欧州、アジアに展開してきた高級車ブランドのレクサスブランドが日本に導入された。日産とホンダも、同時期に北米でインフィニティ、アキュラといった高級車ブランドを立ち上げていたが、日本への導入はトヨタだけである。 レクサスは「高級の本質の追求」を理念として掲げ、「最高の商品」を「最高の販売・サービス」で提供するとしている。「最高の販売・サービス」についてはオーナーズデスク(オーナーの要望に24時間365日対応)など7つの主なサービスを掲げている。一方、「最高の商品」についてはGS430、SC430、IS350の3モデル(GS=アリスト、SC=ソアラ、IS=アルテッツァ)でスタートしたが、いずれもトヨタブランドで販売していたモデルをレクサスチャネルに移したもので、販売成績は当初予想より低調である。今後、06年9月に発売された本命のセルシオモデル(LS)により、レクサスブランドの評価が決まることになるだろう。なお、LSにはハイブリッド版も用意されている。 少子高齢社会の進むなかで、日本の自動車需要は右肩上がりの成長は期待できない。そのため「高付加価値・高額なプレミアムモデル」で収益を上げるというのが、レクサスの戦略である。これまでの国内高級車市場はメルセデスベンツやBMWなどのドイツ輸入車の人気が高かった。国産ブランドがこうした流れにどう対抗していくのか、トヨタの挑戦は興味深い。

(大鹿隆 東京大学ものづくり経営研究センター特任教授 / 藤本隆宏 東京大学大学院教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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