トヨタ自動車(読み)トヨタじどうしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トヨタ自動車」の意味・わかりやすい解説

トヨタ自動車
トヨタじどうしゃ

自動車の国内トップメーカー。1937年豊田自動織機製作所(→豊田自動織機)からトヨタ自動車工業として分離独立。1941年豊田工機設立,1945年トヨタ車体工業(→トヨタ車体),1949年日本電装(→デンソー),1950年トヨタ自動車販売,民成紡績,1953年東和不動産設立。1966年日野自動車工業(→日野自動車),1967年ダイハツ工業業務提携。1982年トヨタ自動車販売と合併して,現社名に変更。1998年東京トヨタ自動車吸収合併。また同 1998年,ダイハツ工業への出資比率を引き上げ,同社を子会社化するとともに,日野自動車工業も子会社化すると発表。1955年「クラウン」発売以後,乗用車を中心に発展した。自動車生産台数国内首位。多くの関係会社とともにトヨタグループを形成

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「トヨタ自動車」の解説

トヨタ自動車
トヨタじどうしゃ

日本最大の自動車メーカー。豊田自動織機製作所で自動車製造の研究開発を開始した豊田喜一郎は,1933年(昭和8)に自動車部を設置,35年乗用車,ついでトラックの試作に成功,37年製作所から自動車部門を分離独立させてトヨタ自動車工業を創立した。第2次大戦中は軍用トラックや軍用機などの製造を行ったが,戦後民需への転換を進め,55年純国産車トヨペットクラウンを発売し,72年には年間生産200万台を突破,世界有数の自動車メーカーに成長した。50年4月以来分離独立していた販売部門のトヨタ自動車販売を,82年7月に吸収合併し,トヨタ自動車と改称。2014年(平成16)には世界で初めて販売台数1000万台を突破した。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「トヨタ自動車」の解説

トヨタ自動車

正式社名「トヨタ自動車株式会社」。英文社名「TOYOTA MOTOR CORPORATION」。輸送用機器製造業。昭和12年(1937)「株式会社豊田自動織機製作所」から分離独立し「トヨタ自動車工業株式会社」設立。同57年(1982)現在の社名に変更。本社は愛知県豊田市トヨタ町。自動車会社。自動車販売のシェア世界トップクラス。子会社に日野自動車ダイハツ工業など。東京(第1部)・名古屋(第1部)・札幌・福岡・ニューヨーク・ロンドンの各証券取引所上場。証券コード7203。

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