…これ以後,詩文は素材と表現において大幅な自由を獲得し,文学として自立するにいたる。徂徠門下からは服部南郭,高野蘭亭などの専門詩人が出て,詩文自立の風潮を定着させた。徂徠一門は,具体的な作風としては,秦・漢の文,盛唐の詩を詩文の絶頂と考え,それを手本にする擬古主義を主張したので,古文辞派と称される。…
…代々の彫工の家に生まれたが,6歳で失明し,鍼(はり)医として身を立てた。17歳のとき,服部南郭の《唐詩選》講釈を聞いて漢詩に興味を持ち,南郭と同じく荻生徂徠門下で,盲目の詩人として著名な高野蘭亭に入門した。やがて蘭亭門の五子の第一と称されるほどの才能を現し,門人も多くなったので,専門詩人として立った。…
※「高野蘭亭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...