髪剃菜(読み)コウゾリナ

デジタル大辞泉 「髪剃菜」の意味・読み・例文・類語

こうぞり‐な〔かうぞり‐〕【×剃菜】

キク科越年草山野に生える。高さ60~90センチ。葉はへら形で束生し、中心から茎を直立する。全体褐色の硬い毛があり、触るとざらつく。初夏から秋、黄色い花を開く。名は、硬い毛をかみそりにたとえたもの。毛蓮菜。

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精選版 日本国語大辞典 「髪剃菜」の意味・読み・例文・類語

こうぞり‐な かうぞり‥【髪剃菜】

〘名〙 キク科の多年草。各地の山野に生える。高さ四〇~九〇センチメートル。全体に赤褐色の剛毛を密布早春に長さ二〇センチメートルぐらいのへら形の根葉をロゼット状に束生し、のちその中心から茎を直立する。茎葉は互生し下部のものは倒披針形上部では披針形で上のものほど小さい。やや茎を抱き、夏から秋にかけ茎の上部で分枝し、先端に舌状花だけから成る直径約二センチメートルの黄色の頭花をつける。和名は顔剃菜(かおそりな)または剃刀菜(かみそりな)のなまったものといわれる。かんぼうじ。〔薬品手引草(1778)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「髪剃菜」の解説

髪剃菜 (コウゾリナ)

学名Picris hieracioides var.japonica
植物。キク科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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