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床山 とこやま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

床山
とこやま

劇場で俳優のつけるかつらを結う職をいう。また,相撲界では力士の髪を結う職をさす。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

床山

大相撲の力士の髪を結う専門職で、力士や行司とともに相撲部屋に所属している。現在、五十数人がいる。採用資格は義務教育を修了した満19歳未満の男子で、入門後3年間の見習い期間を経て一人前と認められる。勤続年数などに応じて階級があり、給与などが決まる。最高位の特等床山は、番付に名前が載る。

(2010-06-20 朝日新聞 朝刊 1社会)

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デジタル大辞泉の解説

とこ‐やま【床山】

歌舞伎などで、興行中楽屋に詰めて、俳優の使用するかつらの結髪・修理・保管その他一切を扱う人。昔は俳優自身の髪を結った。
相撲で、力士のまげを結うことを業とする人。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

床山【とこやま】

演劇用語。俳優の髪を結い(かつら)を整える職。鬘屋の作った鬘を役柄に応じて結い上げるとともに,その保管・整理も行う。なお,相撲界でも力士の髪を結う者を床山と呼ぶ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

とこやま【床山】

俳優が舞台などで用いる(かつら)を結う者。演劇,映画,テレビなどでは鬘師の作った鬘を,それぞれの役に合わせた形に結いあげ,俳優にかぶせる,はずす,保管するなどの役目をする。また力士の髪結いも床山と呼ばれる歌舞伎では興行中毎日出勤し,男方,女方それぞれが専門に分かれている。昔は男方床山を〈三階〉,女方床山を〈中二階(ちゆうにかい)〉と呼び,仕事場の床山部屋も厳密に分かれていた。現在も原則として分業である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

とこやま【床山】

俳優の髪を結ったり、鬘かつらを整えたりする人。また、その部屋。
力士の髪を結ったり、整えたりする人。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

床山
とこやま

演劇に従属する職業の一つで、俳優が舞台で使う鬘(かつら)を取り扱う専門家。歌舞伎(かぶき)で始まった職分で、新派その他の演劇にも名称が普及した。正確には鬘の扱いは「鬘屋」と「床山」に分かれ、歌舞伎を例にとると、鬘屋が俳優の頭にあわせ「台金(だいがね)」という土台の枠をつくり、これに毛髪を植え付けるまでの作業を行い、床山はこれを役柄に応じて各種の形に結い上げ、興行中も劇場の楽屋内の「床山部屋」に詰めていて、毎日開演の直前にそれぞれの鬘を俳優の頭に取り付け、終演後は修理と保管を行う。歌舞伎では立役(たちやく)専門と女方(おんながた)専門に分かれているのが原則で、江戸時代は俳優自身の髪を結い、月代(さかやき)や髭(ひげ)を剃(そ)ることも仕事とした。なお、相撲(すもう)界とも交渉があったので力士の髪を結う床山が生まれ、現在も専門家の職分として行われている。[松井俊諭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の床山の言及

【鬘】より

…これが明治初年にはいっそう写実化されて今日の歌舞伎の鬘が完成した。 鬘を作るのは鬘師で,結いあげ形をつける床山(とこやま)とは完全に分業である。鬘師は薄い銅板を,男方,女方の原型によってだいたいの頭形に丸みをつけ,これを俳優の頭に合わせ,漆を塗って焼き,黒みをつけて〈さび〉を防ぐ。…

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