鬼工(読み)きこう

精選版 日本国語大辞典 「鬼工」の意味・読み・例文・類語

き‐こう【鬼工】

  1. 〘 名詞 〙 鬼神のつくった物。人間わざとは思えないほど精巧な細工
    1. [初出の実例]「穏眠中に絶壁を穿ちて、背後に馳出るは、実に神鬼工を欺く」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔岑参‐薛拠登慈恩寺浮図〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鬼工」の読み・字形・画数・意味

【鬼工】きこう

鬼神のなすわざ。唐・岑参〔高適・拠と慈恩寺浮図に登る〕詩 兀(とつごつ)として州を壓し 崢(さうくわう)として鬼工の如し

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