鬼燻(読み)オニフスベ

デジタル大辞泉 「鬼燻」の意味・読み・例文・類語

おに‐ふすべ【鬼×燻】

ハラタケ科のキノコ。秋、竹林に生える。巨大な球状で直径20~40センチ。外皮は白、内皮は黄色で、熟すと古綿状になり、粉状胞子にまみれる。若いうちは食用。やぶだま。

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精選版 日本国語大辞典 「鬼燻」の意味・読み・例文・類語

おに‐ふすべ【鬼燻】

  1. 〘 名詞 〙 担子菌類ホコリタケ科のキノコ。秋、竹林、原野地上に生える。子実体はほぼ球状で、径一五~二〇センチメートルになり、時に三〇センチメートルに達するものもある。外皮は白色であるが、生長するにつれ破れて脱落する。肉は初め白色で、後、次第に黄褐色に変わる。ビール様の液体を出した後には、やわらかく弾力のある綿様のものになる。打つと褐色の胞子が煙のように飛散する。肉の白い若いうちは食用とされる。本種を乾燥したものを生薬馬勃(ばぼつ)といい、止血剤として外用薬とする。おたふすべたけ。やぶだま。ばぼつ。〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鬼燻」の解説

鬼燻 (オニフスベ)

学名Lanopila nipponica
植物。ホコリタケ科の腹菌類,薬用植物

鬼燻 (オニフスベ)

植物。ホコリタケ科のキノコ。ホコリタケの別称

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