鬼野老(読み)オニドコロ

関連語 ようえき 名詞

精選版 日本国語大辞典 「鬼野老」の意味・読み・例文・類語

おに‐どころ【鬼野老】

  1. 〘 名詞 〙 ヤマノイモ科のつる性多年草。各地の山野に生える。地下茎は長くはい、分枝する。地上茎は長さ数メートルに伸びる。葉は互生の心臓形で先がとがり長さ約一二センチメートル、幅約一〇センチメートルで長い柄がある。雌雄異株。夏、葉腋(ようえき)から長く伸びる花穂を出し、黄緑色の小花をつける。雄花序は分枝し、上を向くが、雌花序は分枝せず下垂する。果実は三枚のはねがあり、垂れ下がった花穂に上向きにつく。同類キクバドコロタチドコロ、ヒメドコロなどがある。ひげ根のついた根茎を、老人のひげにたとえ長寿を祝うため正月の飾りに用いる。漢名「山萆薢」は誤用。ところ。ながどころ。ところづら。〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鬼野老」の解説

鬼野老 (オニドコロ)

植物。ヤマノイモ科のつる性多年草。トコロの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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